斜面の下にある竹やぶに、気をつけて下りていくと、「あった、あった！」「うわー、大きい」「これ掘ってもいいですか？」と大歓声が上がります。 　３〜４人のグループに分かれ、力を合わせてタケノコのまわりを掘っていきます。

「だめだー、もう掘れない。お助けマン来てください！」 「あんまり小さいのは掘らないように。来年のためにも、少し取っておこうね」と先生。子どもたちの瞳も、額の汗もキラキラと輝いています。 「やっと、とれたぞー！」「重いよー」。掘った竹の子を、大事そうに抱えて園庭に運びます。

大きなビニールシートを広げ、スタンバイしている年中さんが皮むきに取りかかります。 「うわーっ、いっぱいお洋服着てる！」「毛が生えてるよ」「お洋服の中、つるつるしてるね」。年少さんも一緒に、タケノコの皮をさわります。先生は、縦割りにしたタケノコの中を見せて、「このお部屋がもっと大きくなると、竹のふしになるんだよ」と説明。